こんにちは。
話題を呼んでいるSONY製ミラーレス一眼のベーシックモデル「α7Ⅳ」が発表されました。
最近、SONYカメラを愛用している私も買うべきがどうか悩んでいるところです。
本記事では話題の「SONY α7Ⅳ」について「SONY α7Ⅲ」と比較しながら、すぐ購入するべきか考えてみたいと思います。
1.SONYの次世代ベーシックフルサイズミラーレス、α7Ⅳの性能
SONYから発売されたα7Ⅳはα7Ⅲの後継機として2021年12月に販売が開始されました。
SONYユーザーにとっては待ちわびた人が多かったのではないでしょうか?
残念ながら管理人は本機をもっていないので、公式サイトや実際に店頭でカメラを触ってきたのでその感想を交えながらお話できればと思います。
まず外観の感想ですが、もともとコンパクトが売りの1つのミラーレスであるので、グリップを握ったときに小指の収まりの悪さは変わらずでしたが、グリップの深さは改善され握込みがしやすくなっていました。
また操作感についてはカメラ上部にある露出調整ダイヤルの表示が廃止されていました。
私はマニュアル撮影中心行っているので、正直なところ露出調整ダイヤルを使用する場面はほとんどなく別の機能を割り当てたいと思っていたのでこの点について評価できるポイントであると思っています。
また背面の影響モニターも上下のみの稼働であった従来のチルト式から360度稼働されることができるバリアングル式になったので自撮りや動画撮影しやすくなり、この点も評価できると思います。
重要な要素の画質から見ていくと搭載されているイメージセンサーは新開発したもので総画素数約3410万画素、有効画素数は約3300万画素になっています。
ひと昔前の他メーカーの一眼レフ並の画素数を誇っており、高画素製品が多い他のSONYカメラと比べても文字通りベーシックモデルの新基準にはふさわしい性能ではないかと思います。
またフラッグシップ機のα1に使用されている最新の画像処理エンジンを搭載している為、センサーがとらえた映像をファインダーやライブビューモニターへの出力性能が向上しています。
このことで実際とらえている被写体がモニターに出力されるまでのタイムラグが軽減されるのでシャッターチャンスの瞬間を逃さずとらえることができます。
次に撮影した写真の仕上がりについてはクリエイティブルックというモードが10種類搭載されており、iPhoneなどに搭載されているような写真の質感を撮影前に調整することができる機能がついています。
ざっくりと私が気になった部分はこんなところになります。
2.SONYα7Ⅲと比較して
次に先代機のα7Ⅲと性能を比較してみたいと思います。
機種名 | α7Ⅳ | α7Ⅲ |
質量(バッテリー・SDカード含む) | 約658g | 約650g |
総画素数 | 約3410万画素 | 約2530万画素 |
有効画素数 | 約3300万画素 | 約2420万画素 |
測距点数 | 795点 | 693点 |
ISO感度 | ISO100-51200 | ISO100-51200 |
動画撮影モード(最高画質設定) | 4K(3840×2160)/60P | 4K(3840×2160)/30P |
液晶モニター | バリアングル液晶 | チルト液晶 |
全体的にほぼすべての機能が底上げされた形になっていますが、その中でも特出すべき点の1つが動画に関する機能だと思っています。
動画撮影で使用されることも意識してか動画撮影モードの最高画質設定も4Kの60Pでの撮影が可能になっています。
この60Pというのは1秒に記録できるフレーム数のことで、この場合は1秒間に60枚分も静止画を使用していることを示しており、フレーム数が増えることで映像の動きが滑らかになります。
α7Ⅲが30Pだったのに対し、α7Ⅳでは60Pにまで記録可能なのでさらに滑らかな動画を撮影することが可能になっています。
また液晶モニターもα7Ⅲでは上下にしか稼働しないチルト液晶だったのに対し、α7Ⅳではバリアングル液晶に変更され、上下左右に稼働できるようになりました。
特に動画配信で自撮りをするユーザーにとっては映像を液晶で確認しながら撮影できるので撮影のしやすさが格段にあがると思います。
動画だけでなく撮影も一緒に記念撮影の時にもセルフタイマーと合わせて重宝する機能だと思っており、私自身この機能については評価できるポイントだと思っています。
画素数については約1000万画素に増えているのでα7Ⅲよりもきめ細かく表現された写真を撮影することができるでしょう。
測距点数はオートフォーカス時にピント合わせができるポイントのことを指しますがこちらも約100点増えているのでオートフォーカスのピントが合いやすくなるため、シャッターチャンス逃しにくくなるのため、動物など動きが素早い被写体を撮影するときに重宝するでしょう。
特に画素数については動画・写真とともに撮影した作品の質にかかわってくる大事な部分ですので、どちらを撮影するにしても非常にバランスの取れたカメラに仕上がっているのではないでしょうか。
3.写真だけでなく動画もこなせる万能機
先代機のα7Ⅲとも比較すると写真の質の底上げを図りつつ、動画撮影の為に必要な性能やギミックを有したまさに次世代のフルサイズベーシック機としての十分な性能を持っている万能機であると思います。
特に評価できる点の1つは液晶モニターがチルト液晶からバリアングル液晶に変わったところだと思っています。
バリアングル液晶に変更されたことで写真ではハイローアングルでの縦向き写真が撮りやすくなりました。
さらに自撮りの際も写真・動画にかかわらず映像をチェックできるようになったのも評価するポイントです。
動画については4K60P撮影が可能になっているので、より滑らかな動きの動画を撮影することができるでしょう。
以上の点から個人的にSONYα7Ⅳの評価はすごく高く、私もぜひ購入したいと思っています。
4.SONYα7Ⅳを買うべき人は?
まさに万能な性能を持っているSONYα7Ⅳですが、万能なゆえに購入者を選ぶ機種だと思います。
ここまで見てきた内容から私は以下の方々がすぐに購入されても良いのではないかとと思います。
- フルサイズ機を購入したい方
- 一眼レフから一眼ミラーレスに移行したい方
- SONYα7Ⅲよりも性能が高いカメラを使用したい方
- 写真と動画の両方を撮影したい方
フルサイズミラーレス一眼機の購入や一眼レフカメラからの移行を検討している方々は購入して問題ないと思っています。
現在一眼レフカメラを使用している方の購入時期を推測するとおそらく約3000~4500万画素台ぐらいのセンサーの画素数のカメラを使用しているのではないかと思います。
SONYα7Ⅳの有効画素数は約3300万画素なので、それまで使用していたカメラと近い画素数撮影することができるのでミラーレスやフルサイズ機への移行には最適な1台です。
また、RシリーズやSシリーズと比べると比較的に安い価格帯なので、私と同様にこれまでSONYα7Ⅲを使用していた人でもう少し性能はいいカメラが欲しいという方にもおすすめです。
さらに写真・動画を両方をこなすことができるので写真と動画の両方を1台で撮影したいと思う方も満足して使用できると思います。
ですが、もともとミラーレス一眼は写真を撮ることを主眼に置かれた撮影機材なので、本格的な動画撮影を主軸に行っていきたい方はFXシリーズなどの動画向けカメラの購入をおすすめします。
ここまで紹介した点に当てはまる人はぜひ購入を検討してみてください。
2022年3月4日現在、世界の半導体不足の影響で商品の供給が滞っているみたいで秋葉原のヨドバシカメラさんで予約した場合、実際に手にすることに出来るのは3月末になるとのことなのでご注意下さい。